专利摘要:

公开号:WO1990013230A1
申请号:PCT/JP1990/000574
申请日:1990-05-01
公开日:1990-11-15
发明作者:Mamoru Ishihara;Iku Takenaka;Hideki Tsukamoto;Satoshi Nakagawa;Norio Tsukune;Kanji Arita
申请人:Osaka Sanso Kogyo Ltd.;Snow Brand Milk Products Co., Ltd.;
IPC主号:A23L3-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 軟質流動性食品の冷凍成形方法及びその装置 [産業上の利用分野]
[0002] 本発明は軟質流動性食品の冷凍成形方法及び装置に関する。 更に詳細に言えば、 軟質流動性食品を簡便にかつ衛生的に冷凍 成形出来、 しかも多品種生産に適した軟質流動性食品の冷凍成 形方法及び装置に関する。
[0003] [背景技術]
[0004] 従来、 軟質流動性食品、 例えばクリームコロッケを冷凍成形 するには、 その軟質流動性食品の材料を冷凍庫にお L、て凍結さ せた後、 切断加工を施す等して所望の形状にしていた。 この方 法によると、 作業が煩雑となり非能率的であるばかりでなく、 手作業が多いことから衛生上も問題がある。
[0005] これらの問題に対して、 日本特許出願公告:特公昭 61-30546 に示されるような冷凍成形機が提案されているが、 装置が複雑 であり、 さらには多品種生産に適応し難いという問題点がある。
[0006] [発明の開示]
[0007] 本発明は上記課題を解決することを目的としてなされたもの であり、 本発明によれば軟質流動性食品材料を所望の断面形状 でかつ連続状態で冷媒中に供給する工程と、 軟質流動性食品材 料をその連続状態を維持しつつ冷媒中を移動させる工程と、 冷 媒中から連続状態の軟質流動性食品材料を搬出しつつ、 前記軟 質流動性食品材料に対して切断加工を施して所望の形状の食品 を成形する工程とを含んでなる、 軟質流動性食品の冷凍成形方 法が提供される。
[0008] 更に本発明によれば、 その吐き出し端部において所望の断面 形状を有する押し出しノズルと該ノズルを介して軟質流動性食 n材料を連続状態で押し出す押し出し機とを有する押し出し装 置と、 冷媒を内包し、 その内部に押し出しノズルの吐き出し端 部が挿入されている貯溜槽と、 該貯溜槽内に設置され、 その一 端において吐き出し端部から軟質流動性食品材料を受け取り他 端に向けてその軟質流動性食品材料を連続状態を維持したまま 移動させる無端状の連続移動手段とを有する冷凍装置と、 無端 状の連続移動手段から軟質流動性食品材料を受け取って搬出す る搬出手段と、 その搬出手段の搬出方向に沿って設けられた切 断手段とを有する加工装置とで構成される軟質流動性食品の冷 凍成形装置が提供される。
[0009] [図面の簡単な説明]
[0010] 第 1図は本発明の構成を示す概略構成図である。
[0011] [発明を実施するための最良の形態]
[0012] 以下、 図面に基づき本発明の実施例を説明する。
[0013] 第 1図は本発明の実施例に係る冷凍成形装置 1の構成を示す 概略構成図である。
[0014] 2は軟質流動性食品の材料 3を連続状態で押し出す押し出し 装置であり、 材料 3を貯溜するホッパ 4と、 材料 3をホッパ 4 から押し出しノズル 6へと押し込み、 ノズル 6の先端 6 aから 押し出す本実施例ではポンプ 5で構成される押し出し機などで 構成される。 7は冷凍装置であり、 中に冷媒としての液体窒素 9が貯溜さ れている断熱材で作られた貯溜槽 8と、 貯溜槽 8内にてその端 部を除いて液体窒素 9中に浸潰して装置されている無端ベルト コンベア 11等により構成されている。
[0015] 押し出しノズル 6の先端 6 aは貯溜槽 8の蓋 8 aに設けられ た孔 8 bを通って貯溜槽 8内に挿入され、 無端ベルトコンベア 11の材料受取部 11 aの上方に位置している。 そしてポンプ 5は 連続運転して材料 3を一定の吐き出し速度でかつ連続した状態 でノズル 6の一端 6 aから液体窒素 9の中へ吐き出す。 吐き出 しノズル 6の先端 6 aは、 押し出しノズル 6の中で材料 3が硬 化しないように液体窒素 9に接触しないほうが好ましいが、 材 料の温度や押し出し量によっては液体窒素 9の中に浸漬してい ても良い。 また、 押し出しノズル 6の先端 6 a付近の外周上に はヒータ 12のコィルが巻かれてこの部分を暖め、 貯溜槽 8内の 液体窒素 9の上に充満する低温の窒素ガスにより材料 3が押し 出しノズル 6内で硬化するのを防止している。 尚、 押し出しノ ズル 6の先端 6 aの断面形状は、 冷凍成形しょうとする食品の 断面形状に合わせて円形、 角形、 星形、 さらにはハート形など に任意の形状とすることが出来る。 押し出しノズル 6の先端 6 aから液体窒素 9の中へ押し出された材料 3はベルトコンべ ァ 11の材料受取部 11 に向かって液体窒素 9中を降下して行く 力 この数秒の間にその表面部分が硬化する。 この表面が硬化 することと、 一般に軟質流動性食品の材料の比重が液体窒素の 比重に近い値であるので材料 3が液体窒素 9中を降下して行く 間の降下速度は緩やかなものとなることによって、 材料 3が液 体窒素 9中を降下して行く間に、 ノズルの先端 6 aによつて形 作られたその形が型くずれすることがない。 また材料 3がベル トコンベア 11に接触する際の衝撃も極めて小さいものとなり、 型くずれやベルト表面の形状が材料 3の表面に写ることなどは ない。
[0016] ベルトコンベア 11は図中の矢印方向に運動し、 材料受取部 11 aで受け取つた材料 3を液体窒素 9の中を通つて材料弓 Iき渡 し部 11 bへと搬送する。 この搬送の間に凍結が材料 3の内部に 向かって進行する。 ベルトコンベア 11の速度はポンプ 5の吐き 出し速度に関連させて設定されるので、 材料 3はノズルの先端 6 aから吐き出されたときの連続した状態を維持したままベル トコンベアにより搬送される。 13は液体窒素 9の液面 9 aの位 置を検知する液面計であり、 液面 9 aがある位置より下に下が るとバルブ 14を開き、 配管 15を介して液体窒素貯蔵タンク (図 示せず) から液体窒素を貯溜槽 8内へ補充する。
[0017] 冷凍装置 7に隣接して加工装置 16が設けられている。 加工装 置 16のハウジング 17は、 本実施例においては冷凍装置 7の貯溜 槽 8と一体に断熱材料で作られている。 ハウジング 17内には冷 凍装置 7のベルトコンベア 11の材料引き渡し部 li bに隣接して、 第 2のベルトコンベア 18が設置され、 その一端で材料 3をベル トコンベア 11から受け取り、 他端側へと搬送する。 第 2のベル トコンベア 18の移動速度は冷凍装置 7のベルトコンベア 11の移 動速度に、 従ってポンプ 5の吐き出し速度に合わせて調節され ており、 ベルトコンベア 11から連続状態を維持したまま材料 3 を受け取って搬送する。 貯溜槽 8とハウジング 17との連通部にはファン 19が取り付け られ、 材料 3を冷凍、 硬化させるのに冷熱を使用されてガス化 して貯溜槽 8内の上方にある低温窒素ガスをハウジング 17内へ 送り込み、 ハウジング 17内での材料 3の引き続いての冷凍に供 し、 その冷熱を有効に利用するようになっている。 従って材料 がベルトコンベア 18によって搬送される間に冷凍は材料 3の更 に中心部へと進行する。 21はハウジング 17内の温度を検知する 温度センサであり、 ハウジング 17内へ導入された低温窒素ガス の冷熱が不足している場合には、 バルブ 22を開いて配管 23を介 してノズル 24から液体窒素を噴射し、 冷熱効果を高めて材料 3 の中心部までの硬化を促進する。 すなわちファン 19、 温度セン サ 21、 バルブ 22、 配管 23、 ノズル 24、 ベルトコンベア 18等で後 冷凍装置を構成している。 また撹拌ファン 29を設けても良く、 それによつてハウジング内の温度が均一化され、 冷凍効果も向 上する。
[0018] ハウジング 17内には、 第 2のベルトコンベア 18に沿って所定 の位置に力ッタ 24が設けられ、 ベルトコンベア 18の運動に連動 して一定の時間間隔で作動し、 ベルトコンベア 18上の材料 3を 切断し、 所定の長さ、 形状の食品を形成するようになっている。 本実施例では力ッダは 1つだけであるが、 必要に応じて複数個 ベルトコンベア 18の移動方向に沿って間隔を明けて、 あるいは ベルトコンベア 18を挟んで対向して設けることも可能である。 切断された食品 25はそのままベルトコンベア 18により引き続き 搬送され、 ハウジング 17に設けられた開口 26を通って取り出し シュート 27へと送り込まれ、 後に続くバタリング工程や包装、 梱包工程へと送られる。 尚、 カツ夕 24の前に食品 25の表面に他 の添加物を載せるためのトツビング装置 28を設けることも可能 である。 次に、 本発明に係る方法及び装置を用いて軟質流動性 食品の 1つであるクリームコロッケを供試したので、 その結果 を第 1表及び第 2表に示す。 第 1表は材料の物性、 第 2表は実 験結果を示す。
[0019]
[0020] 2 コロ ッケ初期温度 約 + 3(TC
[0021] 処 理 量 約 35kgZhr 押し出しノズル形状 内径 25mra
[0022] 液体窒素浸潰時間 約 20秒
[0023] 液 体 窒 素 温 度 約一 196 C
[0024] 液体窒素浸漬後の 表面約一 6で コ ロ ッ ケ 温 度 中心約 25で
[0025] 後 冷 凍 時 間 約 3分
[0026] 後冷凍装置内温度 一 30°C〜一 60で コ口 ッケ最終温度 表面約一 1(TC 、
[0027] 中心約 0 C 液体窒素浸漬後はク リームコロッケの表面から約 1 誦程度ま でが凍結状態となり、 従って型くずれが発生せず、 ノズルから 吐き出されたままの形状を維持することが出来た。
[0028] また、 後冷凍装置通過後は、 クリームコロッケの表面から約 10mm程度まで凍結し、 ほぼ冷凍は完了しており、 切断加工の状 態は良好であった。
[0029] 以上の説明から明らかなように、 本発明によれば従来の方法 あるいは装置で用いられていた成形用容器が不要となり、 容器 詰めや取り出し等の煩雑な作業が不必要となり、 生産能率が改 善されると共に、 衛生上の管理面からも非常に優れた軟質流動 性食品の冷凍成形が可能となる。 また装置の構成は複雑な機構 を必要とせず、 取り扱いが容易で安価に製作出来る上に、 完全 に自動化することが可能である。 更に、 押し出しノズルの形状、 吐き出し量、 ベルトコンベアの速度、 切断加工のタイミング変 更等を適宜行うことにより、 容易に多品種生産に対応すること が出来る。
[0030] また後冷凍装置を設けることにより冷媒の冷熱を無駄無く利 用することが可能となる。
[0031] 以上、 本発明の具体的実施例を説明したが、 本願発明が上記 実施例に限定されるものでないことは明らかである。 上記説明 から種々の改変、 改造あるいは変形が可能であることは当業者 には明らかであり、 それらは本願発明に含まれるものである。
权利要求:
Claims 請求 の 範 囲
1. 軟質流動性食品材料を所望の断面形状でかつ連続状態で冷 媒中に押し出す工程と、 前記軟質流動性食品材料をその連続状 態を維持しつつ前記冷媒中を移動させる工程と、 前記冷媒中か ら前記軟質流動性食品材料を受け取り、 その連続状態を維持し たまま搬出しつつ前記軟質流動性食品材料に対して切断加工を 施して所望の形状の食品を成形する工程とを含んでなる、 軟質 流動性食品の冷凍成形方法。
2. その吐き出し端部において所望の断面形状を有する押し出 しノズルと該押し出しノズルを介して軟質流動性食品材料を連 続状態で押し出す押し出し機とを有する押し出し装置と、 冷媒 を内包し、 その内部に前記押し出しノズルの吐き出し端部が揷 入されている貯溜槽と、 該貯溜槽内に設置され、 その一端にお いて前記吐き出し端部から前記軟質流動性食品材料を受け取り 他端に向けて前記軟質流動性食品材料を連続状態を維持したま ま移動させる無端状の連続移動手段とを有する冷凍装置と、 前記無端状の連続移動手段から前記軟質流動性食品材料を受け 取って搬出する手段と、 該搬出手段の搬出方向に沿って設けら れた前記連続状態の材料を切断する切断手段とを有する加工装 置とで構成される軟質流動性食品の冷凍成形装置。
3. 請求項 2に記載の冷凍成形装置において、 前記冷凍装置と 加工装置との間に、 両端において前記冷凍装置の貯溜槽の上部 と加工装置とに連通したハウジングと、 該ハウジング内に設置 され前記冷凍装置の連続移動手段から前記材料を受け取り、 前 記加工装置へ送る第 2の連続移動手段と、 前記貯溜槽の上部か ら前記ハウジング内への気体導入手段とからなる後冷凍装置を 設けた冷凍成形装置。
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引用文献:
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法律状态:
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优先权:
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